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食品ロス・廃棄削減は、経済はもとより、人の健康や環境に利益をもたらす取組みです。私たちは、SDGs12.3に沿い、日本全体として更なる食品ロス・廃棄削減を推進します。グローバル最新動向や国内外先進事例に学び、サプライチェーン全体を視野に上流・下流と相互に協力し、食品ロス・廃棄削減に取り組みます。
■活動風景
農林水産省・消費者庁の協力を得て、日本の食品ロス・廃棄削減の現状と課題のアップデート及び意見交換を実施しています。メンバー間のベストプラクティス交換会では、産地の課題解決の提案、消費者行動変容の為の啓発に着目しています。
■未利用食品を活用したコロナ禍のコミュニティ支援
CGF-JSLGとWRI(World Resources Institute:世界資源研究所)10x20x30食品廃棄削減イニシアティブ日本プロジェクト、セーブ・ザ・チルドレンの三者連携で、経済的に困難な状況におかれた子育て家庭へ「夏・冬休み 子どもの食 応援ボックス」を提供しました(21年6,380世帯・22年8,206世帯)。当連携により、単一の団体や企業では実現が困難な、支援規模の拡大、詰め合せのバラエティ、効率的な運営を実現し、有事の際に未利用食品を活用する寄付の枠組みづくりに取組みました。
■グローバル食品廃棄行動連合との協調
食品ロス・廃棄プロトコルの概要勉強会と報告テンプレートを用いたワークショップを 開催しました。
【参加企業】(五十音順)
味の素株式会社
イオン株式会社
株式会社伊藤園
エスビー食品株式会社
日本生活協同組合連合会
明治ホールディングス株式会社
~子育て家庭への食の支援で企業連携支援~
国際NGOセーブ・ザ・チルドレン「子どもの食 応援ボックス」の提供について
ザ・コンシューマーグッズ・フォーラム日本サステナビリティ・ローカル・グループと、WRI(World Resources Institute:世界資源研究所)10×20×30食品廃棄削減イニシアティブ日本プロジェクト、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下、セーブ・ザ・チルドレン)の三者は、年末年始の冬休み期間に向け、経済的に困難な状況に置かれた家庭(5,200世帯)を対象に「子どもの食 応援ボックス」を提供しました。同三者の連携による子どもたちの長期休暇期間中の「子どもの食 応援ボックス」の提供は2021年夏・冬、2022年夏(各回3,200世帯)に続き、4回目となります。
新型コロナの影響が長期化する中、物価上昇も重なり、冬休み期間を目前に、子どもたちの食の確保は大きな課題となっています。「子どもの食 応援ボックス」は、セーブ・ザ・チルドレンの日本国内の子どもの貧困問題解決の取り組みの一環として実施されており、募集から応援ボックス提供までをセーブ・ザ・チルドレンが担い、三者が各々の知見を活かして協業することで、単一の団体や企業では実現が困難な、活動規模の拡大、詰合せのバラエティ、効率的な運営を目指し、子育て家庭を応援するものです。また、有事の際にボランティア活動を実施するための企業連携基盤を構築する目的で、協力企業の従業員による応援ボックス梱包の作業ボランティア活動にも取り組みました。
毎年10月は食品ロス削減月間です。食品廃棄ワーキンググループでは、消費者庁と連携し、月初に各社のSNSを用いて食品ロス削減メッセージを同時発信しました。食品ロス削減は、個人の意識と行動の変化から始まります。日常生活における一人ひとりの小さな行動が積み重なって大きな変化を生み出すことができます。各社のSNS投稿内容をきっかけに、一人でも多くの方にこれまで以上に食品ロスについてお考えいただき、具体的な行動に繋げていただければ幸いです。
消費者庁指定の画像(5種類から各社が選択)を使用した各社独自の食品ロス削減の取組みメッセージを、共通ハッシュタグ#食品ロス削減月間等とともに、X、Instagram、Facebookで投稿しました。
・味の素株式会社:2022年からサプライチェーン全体のフードロス削減取り組み推進に向けた「TOO GOOD TO WASTE~捨てたもんじゃない!~TM」 プロジェクトを展開中。生活者の行動変容と社内外との協業によるエコシステム構築へにつながる取組みを推進しています。
限りある食資源を無駄にしないだけでなく「さらに価値を生み出す」。おいしく楽しくフードロス削減できるレシピやアイディアをのぞいてみてください!
・イオン株式会社:CGF Sustainable Kitchenに掲載頂いた、マックスバリュ東海㈱管理栄養士監修のフードロス削減レシピのシリーズをご紹介しました。
おうちdeできる、フードロス削減。おいしく食べて、栄養価もアップ!
・株式会社伊藤園:お~いお茶プレミアムティーバックなどを神戸市の「子育て世代への食を通じたつながり支援」へ提供し、食品廃棄削減に取り組んでいます。
Too Good To Waste 伊藤園グループ 食品廃棄削減の取り組みをご紹介
・エスビー食品株式会社:エスビー食品の特設サイト「食材救出大作戦」では、スパイスやハーブを使った食材使い切りレシピを紹介しています。
食品ロス削減もできて、おいしく食べられて、地球にも優しい、一石三鳥?の「食材救出大作戦」サイト
・ダノンジャパン株式会社:人々の健康と地球の健康は相互につながっているという考えを反映したビジョン「One Planet. One Health」を掲げ、食品ロス削減に取り組んでいます。
食品ロス削減につながる取り組みとしてヨーグルト製品の賞味期限を延長
・西本Wismettacホールディングス株式会社:イタリアでも食品廃棄の問題は重要視されており、現在の課題や弊社の取り組みについて紹介しています。
・日本生活協同組合連合会:食品ロス削減に貢献できるコープ商品のご紹介と、食品ロス削減レシピのご紹介を行いました。
・明治ホールディングス株式会社:消費者庁が行う食品ロスゼロの川柳コンテストの受賞作品を複数の商品パッケージに掲載し、お客さまへの普及啓発を行いました。
【ワーキンググループ参加各社の取組みのご紹介】
2015年9月に国連総会で採択された17のSDGs。その中で、SDG12は 「持続可能な消費と生産の確保」を求めています。
この目標の第3ターゲットであるSDG12.3は、「2030年までに小売や消費レベルでの一人当たりの食品廃棄物を半減し、生産とサプライチェーンにおける食品廃棄ロスの削減すること」です。
2015年のSDGs採択から2030年の目標達成までのほぼ中間地点にあたる本年より、当ワーキンググループ参加各社の食品廃棄削減の取組みを紹介させて頂きます。
(五十音順)
イオン株式会社
株式会社伊藤園
エスビー食品株式会社 日本語版/JAP
西本Wismettacホールディングス株式会社 日本語版/JAP 英語版/ENG
明治ホールディングス株式会社 日本語版/JAP